ぼくにはもう時間がない。

『たかがバロウズ本。』の序文から。全文(300ページ以上ある)を読んだわけでもないし、そもそもバロウズの本も読んだわけでもないんですが、たまたま序文にいいことが書いてあったので引いておきます。
引用:
 でも、ぼくにはそんなことをしている余裕がない。ぼくにはもう時間がない。あと数十年しか生きられないのに。それに、こういう考え方を口実にして、答えを出そうという努力すらしない人たちのなんと多いことか。そして答えから逃げるうちに、みんなもとの問題すらわからなくなってきて、おどおど立ちつくして、自分が何もしないことを正当化することでマンパワーを浪費しているだけ。市は栄えるどころか、市そのものがあるのかないのかもわかんなくなってる。よそうよ。答えを出そうよ。正解がなくったって、近似解くらいは出してみなきゃ。
* 「そんなこと」:バロウズ評論をネタに一儲けするためにあれこれ画策すること。あるいは、せっかく労力を費やすのだから、その経済波及効果を最大限すべく仕組みを整えてから行動すること。
* 「市」:いわゆる経済のこと。前段で石川淳の「文学では答えが出るだけでは市が栄えない」という言葉を引用している。

こういう、焦りにも似た気持ちを持っている人は増えてきていると思う。それが社会起業に向かったり、個人的な金儲けに向かったり、表現の仕方はいろいろあるけれど。

(ピンと来た言葉を集めておくカテゴリを、そのうち作りたい)

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作成: 2003/5/20 by:koji


koji

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Re: ぼくにはもう時間がない。
 
nfujishima 投稿日時 2003/5/20 15:07
引用:
ピンと来た言葉を集めておくカテゴリを、そのうち作りたい)
いいな、と思いましたが、「座右の銘ミュージアム」はそういう用途に使えるんでしたっけ?
Re: ぼくにはもう時間がない。
 
koji 投稿日時 2003/5/20 16:26
はい。「座右の銘」というとちょっとヘビーな語感がありますが、どんなことばが「座右の銘」になるか分かりませんから、元気の出る言葉、自分を戒める言葉、そういうものもどんどん入れてしまおうかなと思っています。

# 「座右の銘」でGoogleを検索されて起-動線に来られるケースが結構多いので、「座右の銘ミュージアム」というタイトルは変えないつもりですが
Re: ぼくにはもう時間がない。
 
ohashi 投稿日時 2003/5/20 17:16
引用:
(ピンと来た言葉を集めておくカテゴリを、そのうち作りたい)
例えば、「ピン語!」とか?

言葉というより「一閃」という感じでしょうね。
言葉という被せものに覆われた捉えがたい何か。

完璧な言語化が容易ではないために、仕方なくかりそめの文章化でガマンするしかないという。

ピンと来たといっても、捉えているのは「ピン!」のキッカケとなった文の向こう側なわけで、その文はたまたま初源をその時に指し示していたに過ぎず、時とともにそれはズレていき、後で同じ文を読み返しても当初の「ピン!」は再現されないかも知れない。

そういう意味では
・閃きのかけら
・閃くカケラ
・閃きカケラ(閃きかける+カケラ)
・閃き言(ひらめきごと)

いまいちですね・・・。
#やはり言語化は容易ではない。


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