いくばくかの使命感とスケベ心

『「いくばくかの使命感とスケベ心」。銀行経営や市場運営に乗り出した当時の心境を孫はこう振り返る。』
(『孫正義最後の賭けあおぞら銀株売却(2)「使命」の思い潜む「奢り」』、日経産業新聞、2003/06/03版)

事業というものは社会貢献と利益追求の両輪があります。そういう感触をうまく言い表しているなあと(笑)。さすが孫さん。

記事では「奢(おご)り」と書かれていますが、この孫さんの判断あるいは挑戦を奢りと呼ぶべきなのか。わたしは、奢りという言葉は厳しすぎると感じました。

なにもかも一緒くたにしてはこの記事を書かれた記者さん(藤本秀文さんという署名あり)に申し訳ないですが、なんとなーく世の中的に、右手で起業家を囃しておいて左手で貶めるようなニュアンスを感じます。

いま日本では官が起業をバックアップしたいみたいです。たとえばドリームゲート。これは経済産業省の後援を受けています。トップページに行くといきなりボブ・サップに睨まれます。
これはなんとも皮肉なトップページです。というのは、写真の右下に「(c)k-1」とありますが、ボブ・サップを世に出したk-1の運営会社の社長は脱税で逮捕されたからで、これは、「脱税で捕まるくらいアグレッシブにやってもいいから、お前もボブサップを世に出せるようなビジネスプロモーターたれ!」というサブリミナルなメッセージなんだろうか?と思わず考えてしまいました。そんなわけないですけどね。
ただボブ・サップを起用したのは「猪突猛進」を体現しているからでしょう。さて、孫さんが証券市場と銀行に挑戦したのはあっぱれな「猪突猛進」なのか、それとも「奢り」なのか。

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作成: 2003/6/3 by:koji


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