W杯記念「ドイツビールおいしさの原点 −バイエルンに学ぶ地産地消−」発売!

 偶然ですが、著書の発売が2冊重なりました。いよいよ開幕するサッカー・ワールドカップドイツ大会に合わせて「ドイツビールおいしさの原点 −バイエルンに学ぶ地産地消−」を出版させていただくことができました!




 そう、ドイツと言えばやっぱりビールです。ドイツに住むことが決まり、おいしいビールを楽しみにやって来た私でしたが、ミュンヘンで杯を重ねるうちに「ドイツビールって何でこんなに美味しいのかしら?」という疑問が頭から離れなくなりました。そこでさらに飲み進めて!いくと、地元で採れた原料で造られたビールが限られた地域内で飲まれている「地産地消」、さらにはその地域でしか飲めない多様な銘柄が存在できる「地域主義」の精神こそ、ドイツビールのおいしさの秘訣ではないかと思うようになりました。そこで、「地産地消」や「地域主義」がそれぞれどのようにドイツビールを美味しくすることに関わっているのか、私なりの角度から論じてみたのがこの本です。


 本書の構成は以下の通りです。
 第一章 おいしく安いビール、造れる秘訣と造れない訳
  ドイツビールはなぜおいしくて安いのか?
  日本のビールに安くて旨いは望めない?
 第二章 おいしいビールの陰にエコロジーあり
  ビールの命、水を守る営み
  身近で育まれた素材が醸すおいしさ
  「リサイクル」より「リユース」でおいしく味わう
 第三章 おいしいビールはコミュニティ発
  町の数だけビールのある風景
  「地産地消」なコミュニティビジネスを育てるために
 終章 日本のビールをさらにおいしくするために

 本を書き終えてつくづく思うのは、新鮮でおいしいものをおいしく食べられるようにするのは、必要な材料をきちんと使って造るという当たり前のことだけではなく、環境に配慮した政策やコミュニティの活性化という要素も大きなカギを握っている、ということでした。この本を通じて、一人でも多くの皆さんにこのことが伝わるといいなと思っています。

 この本の出版元は、京都にある学芸出版社私のサイトをご覧になった編集部の宮本裕美さんがお声を掛けて下さったのをきっかけとしたやり取りの中から、この本は生まれました。W杯を目指したタイトな出版スケジュールだったのにもかかわらず、常に先を見据えながらリードして下さったお仕事ぶりは見事でした。この本が、建築や街づくりをテーマにサステナビリティ(持続可能性)について考えさせる数々の著作を出版してきた同社の新境地を開くものになれば、著者冥利に尽きます。

 こちらの本。文章はもちろんですが、16ページのカラー口絵をはじめとする写真にもご注目を!これまでの滞在期間中に私たち夫婦で撮り貯めた写真が、随所に散りばめられています。第三章は、ミュンヘンのあるバイエルン州をご旅行される方には必携のビアガーデンガイドです。

 新書の「ロハス・ワールドリポート」とは全く違う趣向に仕上がったこちらの本、ビールが好きでたまらない方から、ドイツという国に興味のある方、環境を大切にしながら地域を豊かにするものづくりに関心がおありの方まで、ぜひご覧下さい!出版社からの紹介はこちら。世話人koji さんも、またまたミニ書評を書いて下さっています。

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作成: 2006/6/5 by:maki


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