158. 仕事の幅を広げるために必要な4つの資源

未経験の仕事に挑戦するのは、誰しも怖いものです。
かといって、仕事の幅を広げないことにも相応のリスクがあります。

そこで、これまで見聞きしてきたことや自分の経験に照らして、
仕事の幅を広げるために必要な資源をまとめてみました。

なお、ここで「仕事の幅を広げる」というのは、
その道の専門家とまでは言えなくても、プロとして
「自分はこの仕事ならできます」と言えるものを
一つ増やすという意味です。

それは下の4つです。
・良い入門書
・自分の頭で考え抜く態度
・実践の機会
・2年間コミットする覚悟

良い入門書

これは少々逆説的な定義です。
「良い入門書が必要」というより
「入門書以上の情報に依存するな」、つまり、
「詳しい情報や経験がないと仕事ができないと思ってはいけない」
というほどの意味です。

以前、お世話になったコンサルティングファームの先輩に、
勉強の仕方を聞いたことがあります。
(どの商売でも勉強は欠かせませんが、
ビジネスコンサルティングの仕事では
プロジェクトごとに業界や業務が違うことがあり、
プロジェクトの初期に集中的に学ぶことが必要になります。)

先輩の答えはなんとも拍子抜けするものでした。
「その分野のやさしい本を何冊か読む」。

ただし、これは次の資源とセットで考えなければなりません。

自分の頭で考え抜く態度

先輩はまた、「経験に頼りすぎるな」ともおっしゃっていました。

その仕事の経験は、しばしば、
あるべき姿を真っ直ぐに見据えることを阻害します。

どの業界にも政治的・経済的な「力学」があり、
どの業務にも「歴史的な経緯」があります。

そういった環境を熟知している人、
同じ仕事に長く深く漬かっている人を指して
専門家ということもあります。

しかし、後から参入していく身としては、
そういった「専門化」では付加価値は出しづらいものです。

自分の頭で考え抜くことができれば、
素人であることは利点でさえあります。

実践の機会

とはいえ、実際に仕事をさせてもらえなければ話は始まりません。

転職であっても社内であっても、たいてい新しい仕事に関しては
個人「仕事をくれれば勉強します」
会社「経験の無い人には仕事は任せられない」
という感じで膠着してしまいます。会社からすればもっともな判断です。逆に考えれば、とにかく一度でも実績ができれば好循環の輪を大きくできる可能性があるわけですから、藤原和博さんの「自分を安売りする」というアプローチも考えるべきでしょう。

2年間コミットする覚悟

運良く実践の機会を手に入れることができたら、
成果を出しつつ学ぶという、最も厳しいパートが始まります。

「2年間」というのは上述の藤原和博さんがおっしゃっていた数字です。

2年間必死にやれば、専門家面できるはずだ。
ディスカウントしてまで手に入れた機会ですから、
それくらいの自信と覚悟で臨もうということです。

2年間を長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれだと思いますが、
自分の経験に照らすと、ちょうどいい長さだと感じます。

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作成: 2005/12/30 by:koji


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